似非ビーガン生活

1月31日、ふと思い立って肉を食べるのをやめた。
巷ではビーガンが流行っているが、なぜそんなに流行っているのか、どこが良いのか。気になったので自分の体を人体実験の材料にすることにした。

肉を断ってから数日は魚はOKにする小籔千豊スタイルを採用していたが、すぐに魚はもちろんヨーグルト以外の動物性食品をやめた。

似非ビーガン生活を始めて1週間ちょっとで気づいたことが2つほどあるので、ここに書き残しておく。

まず1つ目は「日本でビーガンは生きづらい」ということだ。
堺雅人さんも高校生活をビーガンとして過ごしていれば、卒業アルバムにこう残していただろうな。
「この高校生活で得たものと言えば、多少の知識と友人達、そして食生活における生きづらさぐらいであろうか」

とにかく外で食えるもんがねえ。購買で買える弁当には遍く肉が入っているし、学食も動物性食品が含まれた定食しかねえ。朝はコーヒーで済ませば良いし夜は自炊できるが、昼は外食や買った弁当に頼るしかない。意識低い系似非ビーガンの僕は朝早くに起きて弁当を作るなどと言うナオンにモテムーブはできんのですよ。結局昼は昆布おにぎりとクノールカップスープ(トマトかキノコのやつのみ)を食べるしかないのですよ。味の素様、ありがとうございます。
てか、昆布はビーガン的にOKですよね?
てかてか、インスタント食品はビーガン的にOKですよね?

気づいたことの2つ目は「肉を食べるのが怖くなった」ということ。これがこの生活始めて一番の驚き。
肉を食べたい、と思うことがないのは当然だが、未だに肉食を続けている愚鈍な友人と外食するのが怖い。前述したように外食で食えるもんがないもんで、肉食を強いられてしまう。似非ビーガン始めてから、元来の社会性の欠如と今の情勢も相まって友人との会食は無いから、なんとかなってはいるものの、いざそうなったときが怖い。
こういう思考になるのは僕個人の性質によるものが大きいのかもしれないけど、他にもこういう思考を共有できる人はいるのではないでしょうか。

今のところ、健康面におけるメリットは特に感じていない。内臓の細胞なんかが全置換されるのに2ヶ月弱はかかるそうなので、そのくらいは続けてみたいと思う。

メリットを強いてあげるとすれば、自炊が増えたことによる節約効果と、それによって健康的な食事を取るようになったことかな。

最後に、ビーガンは別に良いもんではないし、他人に強要するもんでもないかな、と。僕はもともと野菜が好きだから良いけど、野菜嫌いな人もいるでしょ。ホリエモンさんも言ってんじゃん。
「野菜は美味しいから食べるの!」

 

P. S.

YouTubeでビーガン料理のレシピを調べたくて「ビーガン」で検索かけたら、オリラジの中田敦彦さんが1日1食のビーガンになったって動画のサムネ見つけてしまって、一気にビーガン生活へのモチベが下がりました。動画はみてないんで全然違う内容だったら許してちょ。