いただきマンモス

 「いただきマンモス」とは、のりピーこと酒井法子さんが用いるのりピー語の一つで、「いただきます」を意味する。

 僕ら世代からすれば、のりピーといえばドラマ「まるまるちびまる子ちゃん」のお母さん役が最も印象深い。

 歌手活動もしており、1995年には紅白歌合戦に出演したこともあるらしいが、僕はまだ生まれていない。他にも様々な分野でご活躍されているが、やっぱり”さくらすみれ”役を超える印象深い思い出は見つからない。

 

 話を「いただきマンモス」に戻そう。

 のりピーはこの言葉をどんな食事内容の場合でも使用しているが、本来この言葉は「マンモス」を食す場合にのみ使われるべきではないだろうか。

 確かに耳なじみが良い言葉であるし乱用してしまうのも無理はないが、だからといってサラダを食す前に「いただきマンモス」なんて言っていたらおかしいだろう。サラダがマンモスに見える幻覚でも見ていたのだろうか。

 ちなみに、マンモスの化石は「竜骨」と呼ばれる漢方になるそうだ。各製剤会社にはぜひ有効な薬として活用して欲しい。

 

 マンモスは知っての通り絶滅した生物であり、今ではみることはもちろん食べることなんて到底不可能だ。しかし、「いただきマンモス」という言葉が生まれたからには、必ずどこかでマンモスを食べる機会があったのだろう。無からこの言葉を生み出したのだとすれば、そのワードセンスが恐ろしすぎる。

 もし、マンモスが現在も食用肉として流通しているとすれば、骨が多くて食べづらそうだ。骨をしゃぶるように食べる必要があるな。

 

 結局のところ、今日の日本では「いただきマンモス」を使えるような場面に出くわすことはないだろう。

 ただ、マンモスを食べてみたいという自分がいるのもまだ事実。もしそんな時が来たら、言う言葉は一つしか無い。

マンモスうれピー