フルーチェの作り方
フルーチェほど美味い食べ物はない。ふるさと納税でフルーチェが貰える地域があれば、そこに62.5兆円は納税する。
できることなら管を通して常に体内に取り入れたい。
しかし、そんな上手いこと行くわけないのは百も承知だ。もちろん代案を考えてある。
まず、規定量の牛乳を予め飲用し、胃の中に牛乳のプールを作っておく。そこにフルーチェの素を投入し、腹筋を利用して混ぜ合わせる。このときに腹踊りでもすれば宴会も盛り上がり一石二鳥だ。
あとは時間通り待てば胃の中でフルーチェの完成。残すは盛り付け。手頃なサイズの皿を用意し、そこへ吐瀉する。吐瀉に慣れていない方は、古代ローマ人よろしくクジャクの羽を用いることをおすすめする。
見た目は吐瀉物そのものだが、味も吐瀉物そのものだ。良く言えば、酸味の効いたフルーチェといったところだろうか。