トイレットペーパーがないなら紙幣でケツを拭けば良いじゃない

 ここ最近「コロナウィルスの影響でトイレットペーパーがなくなる」というデマ情報が流れており、買い占めや転売による価格高騰・品切れ状態が生じています。

 ウォシュレットを信用していない僕みたいな人間からすれば、これは死活問題です。

 聞いた話では、送料だけで数十万円も取られてしまうケースもあるみたいです。そこまで高価格になってしまえば、もはや紙幣でケツを拭いた方が良いのではないでしょうか。

 そこでここでは、トイレットペーパーの価格がどこまで高くなれば紙幣でケツを拭いた方が安上がりなのか、そのボーダーラインを導き出します。

 

 まず始めに、トイレットペーパーの条件を決めます。

 Amazonで販売されているトイレットペーパー1セットのロール数・長さ・幅を調査し、主観的に決定した"Standard of Toilet Paper (STP)"の条件が以下になります。

  • ロール数:12ロール
  • 長さ:100m
  • 幅:110mm

 導出方法としては、STPを基に1m^2あたりの価格を算出し、それぞれの紙幣のそれと比較をすることで、いくらなら紙幣でケツを拭いた方がいいのかを求めます。

 そこで、あらかじめ各紙幣の1m^2あたりのコスト "Cost of Wiping on Money (CWM)"を求めておきます。それが以下になります。

  • CWM(10000) = 822,368.4211 [¥/m^2]
  • CWM(5000)   = 421,727.3954 [¥/m^2]
  • CWM(2000)   = 170,881.7498 [¥/m^2]
  • CWM(1000)   = 87,719.29825 [¥/m^2]

 ここから実際にボーダーを導き出していきます。そこで用いるのが以下の導出式です。

    X/12*100*0.11 > CWM(n)  n : 1000, 2000, 5000, 10000

 上式を満たすような価格Xが、「トイレットペーパーがないなら紙幣でケツを拭けば良いじゃない("If the people have no toilet paper, let them wipe on money.")」といえる価格であると言えます。

 それでは早速導出結果を見てみます。

  • n = 10000    ->    X = 108,552,631.6 円
  • n = 5000      ->    X = 55,668,016.19 円
  • n = 2000      ->    X = 22,556,390.97 円
  • n = 1000      ->    X = 11,578,947.37 円

 以上の結果より、STPのときには少なくとも約1200万円を超えない限りはトイレットペーパーでケツを拭いた方が賢明な判断だと言えるでしょう。

 北斗の拳のあいつが言っていたことは正しかったようです。

 

 

おまけ

ちなみに、紙幣の製造コストは数十円程度であり、その価格で計算した場合、1万円札であれば約28万円がボーダーになります。

 

 

※こんな世の中だから一応書いておきますけど、全部冗談です。